張替え・カバー・重ね張り? “最適工法”診断でムダな出費ゼロに!
2025.06.28 (Sat) 更新
堺市の外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理・防水工事なら
におまかせください!
みなさんこんにちは!千成工務店代表取締役の千崎です。
外壁の劣化にお悩みの方もいるでしょう。サイディング外壁が劣化すると、修繕の選択肢としては、張替えの他に、重ね張りとも呼ばれるカバー工法が視野に入ります。ただ、張替えもカバー工法もどのようなものか、不明瞭な点も多々あるのではないでしょうか。
張替えも、使用できる材種のほか、費用感も知らないと不安になるものです。そこで今回のお役立ちコラムでは、サイディングのリフォーム方法についてくわしくお話しします。張替えやカバー工法などを知り、適切なタイミングで修繕すればムダな出費を防げます。
▼合わせて読みたい▼
塗装か張替えか? 後悔ゼロの選択術|我が家にベストな外壁リフォーム
ムダな外壁リフォームを避けるには「診断」から始める
サイディングに劣化が見つかると「張替えをしなければ」と考えてしまいます。ただ、外壁のプロから見ると、張替えをするほどでもないケースもあるのです。どちらにしても、適切な判断をするには、入念な診断をしなければなりません。まずは建物の状況をチェックすることから始めます。
外壁のリフォームは張替え以外に、カバー工法(重ね張り)のような選択肢もあるのです。外壁の張替えは、外壁リフォームの中で一番高額な施工となります。ちょっとした劣化だけで張替えを選んでいると、お金がいくらあっても足りません。
逆に入念な調査もなく、何でもかんでも「張替え」を提案する外壁塗装業者は、悪質業者の可能性さえあります。まずは建物の劣化状況を、外壁の専門家に診断してもらうことが重要です。
張替えやカバー工法では費用や耐久性が大きく変わる
外壁リフォームでは、張替えやカバー工法(重ね張り)という選択肢があります。各工法はそれぞれ内容が異なるのです。施工費用も大きく異なるため、どの工法にするのか慎重に判断しなければなりません。
素人判断はNG!専門家の診断が必要になるのは理由がある
外壁の劣化状況を正確に判断する場合「なんとなく」では、失敗のリスクが高まります。外壁の劣化状態は、わかりやすいものばかりではありません。
表面に大きなひび割れがあちこちに発生しているなら、一般の方でも「劣化している」とすぐわかります。ただ、中には表面だけ見ると良好な状況なのに、下地が腐食していたり、断熱材にまで影響が出ていたりするケースもあるのです。
外壁の劣化に関しては一級塗装技能士や外壁診断士などのような有資格者が力になります。専門知識だけではなく実務経験も求められる資格者だと、より根拠のある状態把握や原因を突き止められるからです。
専門家が外壁の劣化状況を入念にチェックし、問題解決のためにはどのような工法がベストなのか導き出します。経験豊かな職人でも見抜けなかったような劣化状況をチェックするなら、有資格者の存在は頼りになるでしょう。
あなたの外壁は大丈夫?劣化サインとリフォームのタイミング
外壁の劣化には複数の種類があります。どの劣化も外壁の健康という点では大問題です。ただし、深刻度は劣化状況によって異なります。深刻な劣化状態の場合、すでに雨漏りが発生していてもおかしくありません。以下で、どのような外壁の劣化があるのかくわしくお話しします。
色あせ・変色・退色
初期段階の劣化でよく見られるのが色に関する内容です。色あせや変色や退色などが見られるようになったら、劣化がはじまっていると判断できます。
外壁塗装の塗料には、色付けのために顔料が含まれているのです。顔料は紫外線によってダメージを受け続けると劣化します。色付けの要素ですから、表面的な劣化症状として色あせや変色などが見られるようになるわけです。とくに日当たりの良い南側や西側の外壁でよく見られます。
チョーキング(白亜化現象)
チョーキングも代表的な初期段階の劣化です。外壁に触れると指に白い粉が付着します。白い粉の正体は劣化して分離した顔料です。
深刻な劣化状況ではありませんが、確実に深刻な劣化の入口に立っている状態とも言えます。放置すると外壁塗装全体の劣化が目立ちはじめる段階と言えるでしょう。チョーキング現象が発生したら、そろそろ再塗装を検討したほうがいいタイミングです。
カビ・コケ・藻の発生
サイディングをはじめとした、外壁材自体の防水機能はそこまで高くありません。防水機能を高めるために、外壁塗装で塗膜という保護膜を形成します。
外壁塗装の劣化が進むと、著しく防水機能は失われます。サイディングは雨水を吸収してしまい、湿度の高い状態が続くことになるのです。とくに日当たりの悪い北側は湿気も溜まりやすくなります。
カビ・コケ・藻は、エサとなる汚れや水分などがある環境だと繁殖しやすいのです。最初は一部分だけで発生するかもしれませんが、甘く見ていると外壁全体に広がります。
さらに雨が降ると、コケや藻などは水分を溜め込むのです。湿った状態が続くため、余計にサイディングをはじめとした外壁材は傷みます。
塗膜の膨れ・剥がれ
塗膜が膨れたり剥がれたりしたら、深刻な劣化と判断したほうが良いでしょう。外壁塗装と外壁材の密着性が低下したり、塗膜の中に湿気がこもったりすると発生しやすくなるのです。一部だけならまだ対処も簡単ですが、放置すると広範囲に症状が現れるため注意してください。
もちろん塗膜が剥がれた部分は、保護機能が失われた状態です。ダメージが蓄積するため、早めに外壁塗装専門業者に相談したほうがいいでしょう。
ひび割れ(クラック)
塗膜の膨れや剥がれと同様に深刻な劣化がひび割れです。業界用語でクラックと呼ばれています。髪の毛程の細いひび割れはヘアークラックで、深刻な状態ではありません。ただ、0.3ミリ以上の幅があるひび割れになると、雨漏りが発生してもおかしくなくなります。横方向に伸びるようなひび割れは、とくに注意が必要です。
その他の雨漏りが発生してもおかしくない劣化
サイディングのような外壁材と外壁材を接合していくような外壁の場合、継ぎ目に目地という隙間が生まれます。目地はシーリング材という充填剤を使って埋めるのですが、約10年で劣化するのです。ひび割れやはがれから雨水が侵入することになるため、定期的な打ち替えが求められます。
サビも深刻な劣化です。ガルバリウム鋼板やトタンといった、金属系の外壁材はとくに注意してください。塩害が激しいエリアでは、特別な対処が求められます。錆びた部分はもろくなり破損すると穴が空きます。広範囲に発生しないよう、早めの対処が必要です。
▼合わせて読みたい▼
堺市にお住まいなら「外壁の劣化症状」を千成工務店がチェックします!
外壁リフォームの選択肢は張替えかカバー工法(重ね張り)
サイディングをはじめとして、根本的な外壁リフォームをするなら、張替えかカバー工法(重ね張り)が選択肢になります。
外壁の張替えは、すべて交換する方法です。既存の外壁は撤去しますから、下地全体を一新できます。費用は30坪の場合、約80万円〜200万円を考えると良いでしょう。
カバー工法の場合、張替えよりも多少安くなります。外壁の撤去が不要になるため、撤去費用が要りません。
張替えだと1平方メートルあたり、10,000円以上になってもおかしくない程度で考えておくといいでしょう。また、サイディングの場合、種類によっても費用は変わってきます。
【サイディングの各種類による1平方メートル当たりの費用単価の目安】
窯業系 | 4,500円~8,000円/平方メートル |
金属系 | 4,000円~7,000円/平方メートル |
木質系 | 5,500円~/平方メートル |
樹脂系 | 3,400円~5,000円/平方メートル |
あくまで費用目安と考えてください。価格は簡単に変動するからです。各外壁塗装業者の方針によって、単価は大きく変わるからです。市場状況によっても変わるため注意してください。国土交通省の試算では、戸建の場合、サイディングの上貼りはすべての施工費含めると800,000円〜2,000,000円としています。
ただ、たとえば窯業系で1平方メートル25,000円〜40,000円のような、相場より5倍もの見積もりを出してくる塗装業者には注意してください。費用相場は変動しますが、さすがに5倍や10倍もの価格差は通常ならありえません。本当だとしたら、納得できるだけの特殊な理由があるはずです。確認しても、納得できない答えだったり不機嫌になるような担当者だったりしたら、悪質業者と考えても良いでしょう。
補助金の活用も考えてみて!
自治体によっては、外壁の張替えやカバー工法で補助金を出しているケースもあります。堺市では2025年6月4日時点で【令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業】を設けています。
性能の向上を図るリフォームや、三世代同居等、複数世帯同居のために行うリフォームなら補助金や助成金を活用できる可能性があるのです。条件となるリフォーム内容は複数あります。
構造躯体の劣化、耐震性などありますが、外壁に関することは省エネルギー対策が期待できるのです。たとえば【外皮の断熱工事】などが対象になっています。その他にもインスペクションで指摘を受けた箇所の改修工事も対象です。
外壁のひび割れやシーリング材の破断などが、性能向上リフォーム工事として認められる可能性があります。状態次第では、外壁塗装でも対象条件に当てはまる可能性があるため、活用を検討してみてください。ただし、補助金や助成金を受けるには、住戸面積や居住環境のほか、工事要件など複数の条件が設定されています。
参照:国土交通省 令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業
千成工務店に今すぐ相談!“張替え・カバー・重ね張り”最適工法を堺市で無料診断
堺市でサイディング外壁の劣化に頭を抱えているなら、まずは千成工務店の無料診断で現状を正確に把握しましょう。色あせやチョーキングだけなのか、下地まで傷んで張替えが必要なのか、あるいはコストを抑えつつ耐久性を延ばせるカバー工法が向いているのか――劣化レベルと将来コストを数字で“見える化”して比較すれば、ムダな出費と工事後の後悔を同時に防げます。
株式会社千成工務店は、一級塗装技能士や外壁診断士が診断からプラン提案、補助金活用の手続きまでワンストップで対応。断熱性能や耐震性も含めた長期的メリットを提示するので、「結局どの工法がベスト?」という疑問がスッキリ解決します。
今すぐ行動に移すなら、24時間受付の問い合わせフォーム、図面や写真を送れるメール、専門スタッフと直接話せる電話、実物サンプルを確認できるショールーム来店のいずれかでご相談ください。堺市密着の千成工務店が、皆さまの大切な住まいを守る最適解へと導きます。