【堺市の外壁塗装】火災保険や地震保険が適用できるケースとは？
2025.05.21 (Wed) 更新
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みなさんこんにちは！千成工務店代表取締役の千崎です。
堺市のお住まいの方で、火災保険や地震保険に加入されている方もいるでしょう。実は、条件を満たせば、費用負担を抑えられる可能性があります。外壁塗装や補修とは関係ないと考えるのもしかたありません。
実は火災保険の補償に、風災補償が付帯していれば活用できる可能性があるのです。地震の場合は、地震保険を活用できる可能性もあります。条件さえ満たしていれば、台風や地震のような自然災害で被った被害について、全額自己負担を免れる可能性も出てくるのです。
そこで今回のお役立ちコラムでは、火災保険や地震保険と、外壁塗装の補修に関連する基礎知識についてくわしくお話しします。
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自然災害の外壁被害は「保険活用」で費用を軽減できる可能性
台風や地震のような自然災害で外壁に損傷が生じた場合、火災保険や地震保険で、一部自己負担を回避できるかもしれません。条件によっては修繕費の全額が補償される可能性もあります。
保険には加入していても「担当者に勧められたから」というだけの方もいるかもしれません。保険に加入していても、いざ支払いとなると「むずかしそう」と躊躇する方もいるかもしれません。ただ、あきらめると保険に加入している意味がないのです。
保険の申請は必要な手順のポイントを押さえた上で、保険がおりる条件を満たすだけの根拠を示せば問題ありません。正しく申請すれば、むずかしくないのです。
堺市の災害の歴史
堺市では地震や台風で大きな被害に遭った歴史があります。たとえば、嘉永7年には「6月14日伊賀上野地震」「11月4日東海地震」「11月5日南海地震」と大きな揺れと被害がありました。11月5日の夜に大津波が発生し、堺では8つの橋が落ちたという記録もあります。令和7年現在でも、南海大震災に対する警戒がされている状況です。
近年では2018年9月の台風21号は記憶に新しいでしょう。近畿地方を中心に最大風速50m/s以上の猛烈な風が観測されています。屋根や自動車が飛ばされる、窓が割れたり、大規模な停電が起きたりするなどの被害をもたらしました。
堺市は比較的穏やかな気候ではありますが、長い歴史の中で多くの自然災害による被害に遭っています。日頃の備えは重要ですが、住まいに被害が出た場合、後の生活を考えると問題は多数発生します。被害が出た場合、修繕しようにも費用の問題が重くのしかかります。
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保険で補償される可能性があると多くの方が知らない理由
住まいの保険では、火災保険に加入している方も多いかもしれません。ただ、火災保険は「火災の被害だけ」と思い込んでいる方が多々いるのです。実際、付帯補償として「風災」「雪災」「雹災」などが含まれているなら、保証対象になります。台風の場合、風災が該当するのです。
実際に保険適用された事例
実際に台風で破損した外壁と屋根を、保険適用で補修した実例です。
外壁塗装のサイディングと屋根のカラーベストの張り替え事例です。台風によって外壁と屋根が破損しました。外壁に穴が開いているだけではなく複数の傷が見られる状況です。
屋根材も何箇所かはがれてしまっている状態でした。屋根や外壁で被害が出ている場合、すべて実費だと経済的に大きな負担です。保険金がおりれば、費用負担を軽くできます。
火災保険の申請の流れ（基本的に地震保険でも同様の流れ）
下記で一般的な火災保険の申請の流れについてくわしくお話しします。正確には、加入している各火災保険の窓口へ直接お問い合わせください。
- 保険会社や保険代理店へ連絡
- 修理業者への見積もり依頼
- 保険金申請書類の作成と準備
- 保険会社へ書類を送付
- 保険会社が破損の原因や損害を現地調査
- 保険金の受取
基本的にどの保険会社でも、上記の流れで保険金の給付となります。注意したいのは「連絡をして書類を用意しても、保険が給付されるかどうかはわからない」点です。
保険金を請求するために必要な書類は、被害状況や災害の種類でも異なりますが、以下のものが求められます。
- 保険金申請書
- 修理見積書
- 被害箇所の写真
必要書類が1枚でも欠ければ、認めてもらえません。さらに一番大きなハードルとなるのは審査です。台風と地震で破損したら、その他が原因の問題なら保険の支払対象となりません。
保険申請で失敗しないための注意点と診断の重要性
保険会社は「本当に台風や地震のような災害で破損したのか？」を厳しく調査します。そのため調査員が現地調査を行う場合もあるのです。
台風や地震による損害部分の証拠として、写真を提出したとします。ただ、その写真だけで台風や地震によるものか判定がむずかしければ調査するのです。見積書を出しても、修理対象や範囲について妥当か判断できなければ調査します。
審査するのは損害保険登録鑑定人のような有資格者です。基本的に専門家ですから、ごまかすのはむずかしいと考えてください。
また、地震による損害の場合は、書類や写真だけで終わらず、担当者が現地を訪れて損害を必ず確認します。
ただし、台風や地震で被害に遭っても、保険金を請求しても支払われないケースもあります。契約書の約款（やっかん）でも定められているためチェックしてみてください。ここからは、保険金がおりない理由についてくわしくお話しします。
契約者が故意または重大な過失で破損
契約者や被保険者はもちろん、法定代理人による故意や重大な過失で発生した損害には支払われません。当然、法令違反によって発生した損害も、保険の給付対象にならないのです。
保険金を得る目的で、意図的に屋根や外壁を壊したり、塗装をはがしたりひび割れさせたりしたら補償されません。また、戦争や内乱、山の噴火や津波による損害などでも免責事項として約款に記載されています。
核燃料物質や汚染された物の放射性・爆発性など有害な特性による事故では異常危険として免責です。地震による津波に関しては、地震保険に加入していればカバーされる可能性があります。
他にも契約者や被保険者が所有している車を運転した際、外壁にぶつかって破損した場合も保険は支払われません。損害額が免責金額の範囲内、事故発生時の翌日から3年以上しての請求も、給付対象外です。火災保険に加入していない、失効していた、更新していないのも支払われません。
経年劣化も支払われない可能性が高い
経年劣化は建物が劣化して発生するものです。損害保険登録鑑定人のような調査員は経年劣化かどうかを厳しく調査します。自然災害ではなく、劣化して発生するものですから、保険対象外となるのは当然といえるでしょう。
施主が決して行ってはいけないのは「経年劣化と理解しているのに、台風や地震が原因」と嘘をついて、保険金を受け取る行為です。自然災害の被害として請求する時点でも、虚偽申告となれば保険金詐欺事件になりかねません。つまり刑事罰の対象になるのです。
基本的に虚偽申告はすぐにばれると考えてください。保険金が出ないだけではなく、状況や内容次第でブラックリストにも入ります。保険金の返還請求や火災保険の強制解約などの可能性も出てくるのです。
参照：ソニー損保火災保険金がおりない理由は？保険金請求時のポイントも紹介
参照：保険金レスキュー火災保険は経年劣化に適用できない？経年劣化と査定された際の対処法
悪質業者の甘い提案に注意
「火災保険を使えば実質的に無料で修理できる」
外壁塗装業者やリフォーム業者の担当者にこのような内容の提案を受けたら注意してください。火災保険金を利用して、修理工事契約を締結するのが目的です。
施主は「実質無料」と聞くと「なんて良心的な業者だ」と感じるかもしれません。実際はただの悪質業者でしかないのです。とくに、経年劣化なのに「火災保険に加入しているから保険金が出る」というケースには注意してください。
「火災保険で無料修理できる」という提案は魅力ですが、その時点ではおりるかどうかわからない状況です。施主にとってはリスクしかない提案でしかありません。実際に契約をして保険金が支払われないとなった場合、業者は行方不明というケースもあります。悪質業者の甘い提案には注意してください。
参照：消費者庁「火災保険を使って実質的に無料で修理ができる」などとうたい、火災保険金を利用した修理工事契約を締結させる事業者に関する注意喚起
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外壁塗装や屋根修理にかかる費用は高額になりがちですが、台風や地震による被害であれば、火災保険や地震保険を活用できる可能性があります。ただし、正しく申請するには被害の状況を正確に記録した写真や、詳細な見積書、根拠となる証拠の提示が必要です。これらを不備なく用意するには、保険申請の知識と経験、そして正確な現地診断が欠かせません。
株式会社千成工務店では、火災保険や地震保険の申請を前提とした無料診断サービスを提供しています。屋根や外壁などの高所の調査もプロの目で安全かつ的確に対応し、必要書類の作成サポートや、被害箇所の撮影、見積書の作成までワンストップでお手伝いが可能です。また、保険が適用されるか不安な場合も、経験豊富なスタッフが丁寧にご説明いたします。
堺市で自然災害による破損が気になる方、保険を使って外壁や屋根の補修を検討している方は、千成工務店にまずはご相談ください。
お問い合わせは、フォーム・メール・電話・ショールーム来店にて承っております。的確な診断と誠実な対応で、保険申請の不安を一緒に解消しましょう。
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