『外壁塗装の施工期間ってどれくらい？』堺市の外壁塗装＆雨漏り専門店【千成工務店】
2024.11.29 (Fri) 更新
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みなさんこんにちは！千成工務店代表取締役の千崎です。
外壁塗装は、1〜2日で完了するような簡単な工事ではありません。事前調査から始まり、見積りから工事契約に進み、実際に工事が開始されるまでには1ヶ月以上かかるということも少なくないです。
しかも、工事が開始されてからも、さまざまな理由により予定通りに工事が進まない可能性もあります。
「実際にはどれくらいの期間で外壁塗装の施工は完了するの？」
今回のお役立ちコラムでは「外壁塗装の施工期間ってどれくらい？」
という疑問を解決していきましょう。
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建物の規模によって変わる施工期間
実際に工事に入る前段階を考えると、建物の大きさや劣化状況によって調査が必要な箇所が増減するため、簡単に「◯◯日かかります」とは言いづらいです。訪問営業に来るような業者の場合、トータルで2週間以内に終わるというような説明をするかもしれませんが、かなり無理なことを言っているということを覚えておきましょう。
では、実際にどれくらいの期間が必要なのかご説明します。
戸建ての場合
事前調査から見積り、工事契約まで済ませている状態を前提にした場合、実際に工事が開始されるまでには1〜2ヶ月ほどの「予約期間」が空いてしまうでしょう。それを除いた「実際の施工期間」は、なんと「7〜10日」程度という短期間です。
スムーズに工事が進んだ場合、外壁塗装は1週間程度で完了するということを覚えておきましょう。
この日数で対応できる建物の大きさは「30坪前後の2階建」の物件になるので、この条件から建物の大小に変化があれば、施工期間にも若干の前後が発生することを覚えておいてください。
アパート・マンションの場合
全戸数6世帯程度の比較的小さめのアパートの場合、外壁塗装が完了するまでの期間は「2〜3週間」程度となるでしょう。ただし、ベランダや周辺に残置物がある状態の物件の場合、移動に時間を要するケースもあるので、多少の前後があることも覚えておいてください。
一方、8階建のような大規模なマンションの外壁塗装となると、準備期間にも時間を要することとなってしまうため、数ヶ月から年またぎでの施工期間となるケースもあります。
外壁塗装の施工期間は一定にはならない
先述した外壁塗装の施工期間は、あくまでも「スムーズに工事が完了した場合」に限ります。何かしらの影響によって工事が遅れるということは珍しくないため、施工業者はある程度「長めの期間」で施工期間を設定するのが一般的です。
では、施工期間がずれてしまう原因について考えてみましょう。
天気によるずれ込み
外壁塗装は「雨天延期」が基本です。雨が降っている中での作業は、基本的に行いません。これは、高所作業による危険性の回避と、確実な塗装ができないことが理由になります。
単純に考えて、雨が降る中で塗装をした場合、塗った側から水玉模様がついてしまいます。雨の度合いによっては流れ落ちてしまうというのも想像できるでしょう。
塗料を使用して作業する都合上、どうしても悪天候は苦手です。
気温によるずれ込み
実は、気温によっても外壁塗装が正常に施工できないケースが出てきます。しかも、暑くても寒くてもダメという、かなりシビアな作業であるということはあまり知られていません。
通常であれば「塗った塗料が乾けば問題ないのではないか」と考えると思うのですが、ただ乾けば良いというものではないのです。
しっかりと外壁に密着した状態で乾燥し、本来持つポテンシャルを確実に発揮できるように乾燥しないと、外壁塗装の効果は半減します。
気温が高い場合、塗料が「表面から乾燥する」のではなく「外壁面の温度によって内側から乾燥する」という現象が発生してしまい、本来であれば外壁に存在する無数の細かな傷や凹凸に入り込んで密着性を確保するところを、早期に乾燥するため浮き上がってしまうのです。
これでは密着不良が発生してしまうので、正常な外壁塗装とは言えません。
また、気温が低すぎる場合は、塗料の硬化が始まらないため作業ができないのです。外壁塗装で使用する塗料の多くは「気温5度以上」で使用することを想定されているため、寒い地域では正常な作業はできません。
湿度によるずれ込み
雨で仕事ができないという状況に近いですが、湿度が高い場合には塗料の硬化に異常をきたします。マダラに効果していくことで、塗料の密度に影響が出てしまったり、そもそも硬化しなかったりと問題を多くはらんでしまうでしょう。
どれだけ気温条件が良くても、前日に多くの雨が降った土場では湿度が上がりすぎて作業できないというケースも稀にあるため、状況によってスケジュールをずらさなければならないのです。
強行してしまった場合、うまくいくケースも確かにあります。しかし、失敗のリスクも多く、再塗装しなければならない可能性を考えると、決して良策とは言えないでしょう。
安定して施工期間が見れるのは「春と秋」
高温多湿を避けるのが外壁塗装にとって重要だということをお伝えしましたが、それを踏まえると日本では「春と秋」が外壁塗装に適したベストシーズンだということがわかります。
事実、この時期は多くの外壁塗装業者が繁忙期となっているため、予約が取りづらくなっているはずです。そのため、最高の季節に完璧な状態で外壁塗装をしてもらうためにも、できるだけ「早い時期に予約しておく」必要があるのです。
しかし、事前に予約することで「早めに作業する」という業者が出てくる可能性もあるので、予約時期はしっかりと確認してからスケジュールを組んでもらってください。閑散期に依頼を出したために、最高の状態で工事を行うのではなく、少しでも閑散期の厳しさを解消しようと前倒しで工事を行ったためにトラブルが発生する可能性もあるのです。
保証期間内なので追加費用は発生しませんが、完璧ではない仕事を強行されても面白くはないでしょう。
施工期間がずれやすいのは「夏と冬」
夏場は暑さによる密着不良、冬場は寒さによる硬化不良と、なかなか外壁塗装には厳しい季節があります。特に、冬場は圧倒的に工事が行える日数に限りがあるので、どれだけ工事をしたくても「できない」のです。
外壁塗装業者も、冬場はたくさんの依頼を受けていたとしても、天気との兼ね合いをみてしか作業できないため、作業環境の進化を待ち望んでいる状態です。
寒いだけであれば、防護幕内でヒーターを炊くなどの対応が可能ですが、これも一酸化炭素中毒のような二次被害を考慮しながら作業しなければならないでしょう。さらに、燃料費も追加されてしまうため、よほど急いでいない限り得策とはいえません。
一方、夏場は異常乾燥を避ける時間であれば作業ができます。ただし、通常の日中作業の時間帯ではない早朝の時間帯や夕方の作業となってしまうため、ご依頼者様は生活しづらい状況が生まれてしまうでしょう。
これらの改善策も、なかなか良い方法が生まれません。日中に強行してしまえば作業は進みますが、密着不良による「後仕事」は避けたいところです。また、防護幕内は非常に暑く、作業員の健康状況にも影響を及ぼすため危険です。
夏も冬も、外壁塗装には厳しい季節ではあるのですが、唯一おすすめできるポイントが「依頼しやすい」ということで、繁忙期に比べると希望する日に工事開始しやすくなります。
外壁塗装の閑散期といわれているため、工事依頼は比較的早い段階で依頼できるでしょう。しかも、全体の工事数が少ないため、ある程度価格交渉にも応じやすい時期です。
お得に工事依頼をしたいという場合は、あえて夏や冬に工事依頼することも考えてみてください。
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1年を通して、外壁塗装の依頼はあります。そして、繁忙期は非常に多くのご依頼をいただくため、ご希望通りの日程で進まないかもしれないため、あえて時期をずらすのも一つの方法ということを覚えておきましょう。
天気や気温、湿度によってはスムーズに工事が進まない可能性があるため、予定していた期間では工事が終わらないこともあるということを覚えておいてください。
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